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73.0

「世界大戦」に立ち向かう米国の「弱さ」

2022年10月28日

 今週もお疲れ様でした。バイデン政権が「核態勢の見直し(NPR)」を発表し、中国、ロシアを念頭に置いた安全保障の強化を打ち出しましたが、海外メディアでは米国の外交・安全保障・経済面での「弱さ」を懸念する論稿が目を引きます。フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事6本、皆様もよろしければご一緒に。

Could America Win a New World War?【Thomas G. Mahnken/Foreign Affairs/10月27日付】

Yes, The U.S. Military Is Weak【Dakota Wood/1945/10月27日付】

 米国は10月27日、「核態勢の見直し(NPR)」を発表した。核攻撃抑止の対象に同盟国や同志国を含めることをあらためて明確化し、核兵器の先制不使用を盛り込まないなど、ジョー・バイデン政権が通常兵器のみならず核兵器の分野でも弱腰でないことを強調するような内容となっている。

 その背景にはもちろん、ロシアや中国が核の脅威を陰に陽に振りかざすようになったことがあるわけだが、もうひとつ、核兵器か通常兵器かを問わず、米国の軍事力が絶対的に優位にあるわけではないとの見方が拡がっているという事情もあるようだ。

 奇しくもNPR発表と同じ27日付で、米「フォーリン・アフェアーズ(FA)」誌には「米国は新たな世界大戦に勝てるか?」が、軍事・安全保障・外交を専門とするオンラインメディアである米「1945」には「そう、米軍は弱い」が登場した。……

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