中東の「壁」をめぐる本シリーズだが、今回はチュニジアである。
チュニジアのバージー・カーイド・アッ=セブシー大統領は11月22日、チュニジアのリビアとの国境地帯を米国のドローン(無人機)が監視し、「イスラーム国」の浸透に対処していると認めた。
ドローンの導入は、既に建設されているチュニジア・リビア国境の「壁」と、そこに設置が進む監視装置を、補う措置である。
チュニジアで2015年に生じた大規模なテロ、すなわち3月18日のチュニス・バルドー博物館での銃乱射、同年6月26日の地中海岸スース郊外のポルト・エル・カンターウィーのビーチ・リゾートホテルでの銃乱射は、いずれもリビアで訓練された戦闘員が越境してきて起こした事件と見られている。……