ネタニヤフ首相率いる右派リクードが第1党の座を失い(31議席)、旧ネタニヤフ陣営を多く含む「青と白」連合がガンツ元参謀総長を党首として第1党に躍進(33議席)したイスラエル内政は、イスラエル議会(クネセット)全120議席の過半数61議席を、誰を首相とし、どの政党を組み合わせて得るか、その際にどういう条件が合意されるかという、複雑な連立交渉の段階に入る。
現状ではガンツ率いる「青と白」連合と中道・左派諸政党(アラブ系諸政党13議席を含む)が57議席、ネタニヤフ率いるリクードと宗教右派の連合が55議席を確保しているが、いずれも61議席に及ばず、「デッドロック」となりかねない状況である。
連立の組み合わせの可能な選択肢と、それぞれの不利な点を整理してみよう。
(1)「ネタニヤフ抜き大連立」……