連載|Foresight

Vol. 581

米の対イラン攻撃の期限は「増派コスト」

2026年2月21日


<span>米の対イラン攻撃の期限は「増派コスト」</span>

 米国が対イラン攻撃に踏み切るか否か、そしてその「時期」は、「強制外交」と一つの帰結としての攻撃の準備のためにイラン周辺に大規模に集めた艦船にかけたコストと、それによって得られる政治的成果の比較衡量に依存する。

 下記の英フィナンシャル・タイムズの記事によれば、米国は昨年8月から2月までのカリブ海へのジェラルド・フォード空母打撃群の派遣を中心とした増派に30億ドルをかけたとされる。フォード空母打撃群は現在は地中海に再配備されており、イランとの睨み合いが続けば同様の財政負担を要することになる。この間に他の地域への配備が手薄になることや、長期間の配備が船員に与える負担も考えると、イラン攻撃を長期間差し留めておくことは困難な状態になってきている。

"The ‘incredibly significant’ US military forces surrounding Iran" Financial Times, 20 February, 2026. 

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