深夜早朝に大胆な(あるいは衝動的にも見える)政策を実施して世界を驚かせるのが、サウジのムハンマド皇太子のトレードマークのようになってきた。
11月4日の夜に「汚職摘発」を掲げて行った、有力王族・企業家・財閥総帥らの大量拘束にはどのような背景や目的があるのか、はっきりしないところが多い。
おそらく、何らかのクーデタのような動きを「阻止」するための措置というよりは、いかなる対向勢力も出てこないように、いわば「予防」のために行った措置と見られる。
第三世代からの初の国王就任を、父サルマーン国王の存命のうちに成就することを目指すムハンマド皇太子が、競合しうる、脅威になりうる人物を、汚職摘発を名目に放逐したのではないかと思われる。……