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イスラエルやり直し総選挙でネタニヤフはなぜ敗れたか

2019年9月21日

9月17日のイスラエル総選挙の投票が行われ、ネタニヤフ首相の敗北が決定的となった。10年に及んだネタニヤフ時代がついに終焉を迎えようとしている

この欄では、中東情勢の決定的要因は9月17日のイスラエルの総選挙投票であり、外見上様々な派手な動きがあるにしても、実際は「選挙結果待ち」であると指摘してきた。

ネタニヤフ首相の劣勢はすでに4月9日の総選挙で明らかになっていた。4月9日の投票ではネタニヤフが率いる右派政党リクードは35議席(総議席数は120)で、対抗馬の中道右派「青と白」連合と同議席で辛うじて第1党の座を死守したが、今回は31議席。それに対して「青と白」は33議席で、単独で第1党となった。

イスラエルは単独で過半数を取った政党はこれまで一度もなく、常に連立交渉で内閣が構成される。名誉職的な大統領が各政党の党首から首班指名の希望を聴取して、もっとも希望が多かった政党の党首を大統領が首相候補として指名し、首相候補が各党と連立交渉を行うという手続きが慣例である。……

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