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在庫の戦争、備蓄の戦争 安全保障の論理と経済の原理(2)

2026年7月14日


<span>在庫の戦争、備蓄の戦争 安全保障の論理と経済の原理(2)</span>
ホルムズ海峡は再び閉ざされた[米中央軍が7月13日に公表したイラン・バンダルアバスの潜水艦・艦船整備施設に対する攻撃の様子](C)U.S. Central Command/Handout via REUTERS

昨年6月の第1次イラン戦争は防空システムが迎撃弾などを消費するペースを睨みながらの「在庫の戦争」と形容でき、今年2月末に始まった第2次イラン戦争ではエネルギーの供給制約という「備蓄の戦争」の性格が加わった。米・イランは交戦状態に逆戻りしたが、力のバランスが変わらない限りは、備蓄の減少速度を緩める停戦と戦闘の再開によるホルムズ海峡再閉鎖の繰り返しが、当面の間続くだろう。この情勢の下、参戦せずとも究極的な敗者となりかねない国が出る。

 7月7日、米軍はイランによるホルムズ海峡の商船の通航を阻害する攻撃に対抗するものとして対イラン攻撃を再開し、米財務省はイスラマバード合意覚書により解除されていた米国の対イラン経済制裁を再開すると表明した。米軍は8日の再攻撃を経て、11日からはさらに大規模な対イラン攻撃を行っている。イランはホルムズ海峡の再封鎖を宣言し、一方のトランプ大統領もイランに対する海上封鎖を宣言した。

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