トルコ南東部ディヤルバクルを拠点とする記者によるレポートが不吉である。
これはトルコのクルド版の「帰還兵問題」と言える。「イスラーム国」に周辺国や西欧諸国などから身を投じた若者が、出身国に戻ってテロや反体制運動を行う危険性について「帰還兵問題」の枠組みで論じられる。対「イスラーム国」の作戦では「善玉」とされがちなクルド系武装組織だが、周辺諸国には同様の帰還兵問題を生じさせかねない。矛先を向けられるのはトルコである。
トルコのクルド系反政府武装組織PKKの青年組織YPSが、シリアのクルド系武装組織PYGの影響を受けて戦闘能力を高め、トルコ政府軍や警察に対する攻撃を強めているのでは、という観察である。……