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サウジのファーリハ新石油相の発言を読む

2016年6月5日

6月2日にウィーンで行われたOPEC総会で、予想通り、生産調整(増産凍結、生産枠の変更、生産据え置き、生産目標の再設定、等々日本語では様々な表現が用いられるが)に関する合意はなされなかった

予想されたことであるため、石油市場もそれほど大きく反応しなかった。

サウジは現行の水準での凍結を主張している。イランが経済制裁解除後に、制裁前の水準に戻すことを目指すと公言しており現状の生産の水準で据え置くことには同意しないだろう。

ただし「現状の水準」は変わっていき、変わるたびにそれをサウジも追認している。イランは増産をするといっても、本当に施設が稼働して積み出しを始めるまでには時間がかかる模様でもある。政治・外交的な表面上の対立は激しいが、実際に実施しうる石油政策では両国にそれほど隔たりはない。……

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