どことなく感慨を誘う記事を見つけた。
ギリシアのテッサロニキ(オスマン帝国時代の旧名サロニカ)とトルコのイズミル(旧名スミルナ)を結ぶフェリー航路の開設が計画されているという。
テッサロニキとイズミルを結ぶ航路が持つ歴史的因縁と、現代の象徴性は、拙著『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)を読んでいただいた方には分かるかもしれない。
トルコとギリシアという元来仲が悪い国をつなぐ航路計画というだけではない。テッサロニキとイズミルは、トルコとギリシアの悲劇的な分離を象徴する、対をなす都市である。……